2022年10月31日
アイプランニングで案件形成支援を行い、2021年8月17日に草の根・人間の安全保障無償資金協力のプロジェクトに採択された、ケニア、セカカグワ給水プロジェクトでヤマハクリーンウォーターサプライシステムの設置が5月に完了し、10月25日に日本政府から現地受益者に引き渡す式典が開催されました。今回、他の案件形成の現地調査と合わせて、この引渡式に出席させていただきました。
このように国と国との友好を深める式に出席したのは人生で初めてのことで、大変感慨深い経験でした。引渡式は神への祈りで開会し、神への祈りで閉会しました。多くの関係組織からの挨拶がありましが、１つのプロジェクトを実施するにはそれだけ多くの協力がいるということです。
ヤマハ発動機様の順番が来て、まず海外市場開拓事業部企画推進部長様よりご挨拶があり、そのあと私もご挨拶をさせていただく機会を預かりました。
2019年に現地カウンターパートのダニエルと基礎調査に着手してからプロジェクトの引渡しまで、困難も含めいろんなことが思い出されましたが、私は2つのことを申し上げました。
1つ目は「私たちは神の目から見て正しい目的のために行動するとき、神の導きによって正しい人々に出会えること」
2つ目は「プロジェクトの持続可能性に努める必要があること」
１つの達成によって、後日ダニエルは次のように言いました。「人道支援への奉仕は神への奉仕に等しいです」
日本外務省の「草の根・人間の安全保障無償協力資金」は正に人道支援のためのものです。
私の1つ目の言葉とダニエルの言葉は、このプロジェクト形成によって学んだ最も大切なことであり、常にこれを念頭に置いて今後もプロジェクト形成を行っていきたいと思います。
2022年10月25日、セカカグワ給水プロジェクト引渡式(駐ケニア日本大使館記事）
2022年10月27日、セカカグワ給水プロジェクト引渡式(ヤマハ発動機記事）